ロードスポーツ
一般的な公道、いわゆる舗装路を走る事を前提とした運動性能が高いスポーツバイク。
スーパースポーツ(通称:SS)
加速・高速域での運動性能はロードスポーツモデルの中でもピカイチ!各メーカーが威信をかけて開発をするので、各パーツはその時代の最先端!サーキットで競走する為のバイクなので、速い速度でパワーを発揮するモデルが多く、低速でのノロノロ運転にはちょっと不向き。乗った時の姿勢も前傾となり、街中で渋滞にハマるとちょっとした苦行です。昔のモデルにはレーサーレプリカと呼ばれたりするモデルもあります。
ここがGOOD!
- 最新モデルに乗れば注目の的!
- レーサー気分を味わえる (※公道での速度には気を付けて!)
- とにかくデザインがカッコいい!
ここがツライよ><
- ハンドルが「ハ」の字になっているので、乗車姿勢がキツイ
- ハンドルの動く範囲が狭くバイクを降りて、押したり、旋回したりが難しい
- ついついアクセルを開けすぎてしまい、免許がピンチになる
- カウルを外す工賃が必要になったり等、メンテナンスにお金がかかる
初心者おすすめ度 ★☆☆☆☆
ツアラー/メガスポーツツアラー
一見スーパースポーツモデルの様にみえる車種が多いが乗車姿勢はかなり楽ちん。長距離のツーリングでも快適に走れる様な設計となっている為、荷物の積載容量もしっかり考えられたモデルが多いです。スーパースポーツほどではありませんがスポーツ性能も高く、高速道路でも非常に安定した走りが可能です。スポーツ性能と長距離ツーリング適正を兼ね備えたバイクです。
ここがGOOD!
- 荷物を入れるボックスが純正で取付け可能なモデルがある
- 防風性能が高いモデルが多く、高速道路を利用した長距離ツーリングでも疲労が少ない
- 車体がデカいので迫力がある!パワーもある!
ここがツライよ><
- 直進が安定している分、少しカーブが苦手
- 車体が大きいモデルが多いので街でチョイ乗りには向かない
- 重い!とにかく重い!
初心者おすすめ度 ★★☆☆☆
ネイキッド
カウルと呼ばれる風防(風よけ)がエンジンを覆っていないスポーツバイクの事を指します。「ネイキッド=裸」という意味ですね。ネイキッドの中にはビキニカウルというヘッドライトまわりにだけ風防を装着したモノもあり、これもネイキッドに分類されます。広い意味でいうと、バイクのほとんどはネイキッドなんですけど、一般的にはスポーツモデルに対して呼ばれてますね。
ここがGOOD!
- アップハンドルのモデルが多いのでスーパースポーツよりも姿勢が楽。扱いやすい
- カウルを外す必要がない為、エンジン・ヘッドライトまわり整備が楽(=余計な工賃もかからない!)
- カウルが無い為、転倒・立ちごけによる見た目のダメージが少ない
- バーハンドルのモデルが中心なので、スマホホルダー等の取付けが簡単
ここがツライよ><
- 風防(風よけ)が無いモデルは、風の抵抗をモロに受けるので高速道路がしんどい
- 風防(風よけ)を後でつけた場合、多くはヘッドライドに装着する為、ハンドル操作に影響がでる
初心者おすすめ度 ★★★★☆
クルーザー
主に米国で生まれた伝統的なスタイル。スポーツ性能よりもカーブの少ない道を長距離走る事を前提としてモデル。
アメリカン
実は「アメリカン」という呼称は和製英語で日本でしか使われていません。この由来は、ハーレーやインディアンの様なスタイルを模倣した国内モデルをアメリカンと呼んでいたので、ハーレーをアメリカンと呼んでしまうと少し語弊があるかもしれませんね。このモデルはチョッパーとかクラブスタイルとかカスタムの仕様で呼び方が変わる、つまりアメリカの様に自由なバイク!という事でよろしいかと思います。
ここがGOOD!
- シート高が低い為、足つき良好。2人乗りも安心
- そもそもスポーツ性能を重視していないのでカスタムの自由度が大きい
- Vツインのモデルが多く、ドコドコというエンジンの鼓動が迫力満点!機械に乗ってるな!と感じる
ここがツライよ><
- 足を置く場所(ステップ)の位置が低いので、カーブで車体を傾けるとガリガリ擦りやすい
- 軽量化を重視しているモデルは少なく、重い (最近は軽いモデルもあるよ☆)
- スポーツモデルの友達と一緒にツーリング行くと、置いて行かれてほぼソロツーリング
初心者おすすめ度 ★★★☆☆
グランドツアラー/メガクルーザー
アメリカ大陸横断の様な超長距離ツーリングを快適に行う事に特化したモデル。大きな風防(風よけ)はもちろん、分厚いシート、背もたれ、大きな収納スペース、さらにはオーディオやエアコンまで装備している車種まであったりする豪華絢爛バイク。グランドツアラーとかプレミアムツアラーとかいろいろな呼び方があります。ホンダのゴールドウイングやハーレーのウルトラシリーズがその代表格ですね。
ここがGOOD!
- 2人乗りで長距離ツーリングするならこれに勝るものは無し!相方さんもニッコニコ
- 重量はあるがバックギアがついている車種が多い為、自分でバイクを押す事は少ない
- もう、とにかく快適の極み。何歳になっても、どこまでも走れそうなバイク
ここがツライよ><
- 車体が大きいので保管場所にはある程度の広さが必要 (四輪車1台分かな?)
- シートの快適性を求めた結果、肉厚になり足つきが悪いモデルもある
- もう、クルーザーの宿命・・・。カーブで車体を倒すと擦りやすい
初心者おすすめ度 ★☆☆☆☆☆
オフロード/デュアルパーパス
林道や荒れ地など、舗装をされていない道路を走る為のバイク。障害物を乗り越える為背が高く、荒れ地でもグリップする様にイボイボのタイヤを履いている事が特徴です。
トレール
トレール(trail)= 森林・原野・山地の道などを指す意味の言葉です。その名の通り、舗装をされていな道を走る事を目的としたバイクになりますが、レースを走るモトクロッサーと呼ばれるものとは違い、どちらかといえばのんびりハイキングをするバイク、といったイメージでOKです。車体の重量も軽く、低速が得意。震災のときにはこのフットワークの軽さでとても重宝されたそうです。
ここがGOOD!
- 他のモデルに比べると、非常に車体が軽いのでシートが低いモデルは女性にもおすすめ
- 荒れ地を走る事を前提としている為、頑丈なつくりになっている
- 燃費が良いモデルが多く、250cc以下のクラスはとてもお財布に優しい
ここがツライよ><
- 車体が軽く、背も高いので強風に煽られやすい
- 必要最低限の装備のモデルが多く、USB等便利な機能は少ない。そして、ノーマル状態では収納能力が低い
- 低速が得意な分、高速道路が苦手。エンジンが可哀そうになってくる
- シートが細いので長距離には不向き。お尻が大変なことになります
初心者おすすめ度 ★★★★★
アドベンチャー
アドベンチャー(adventure)= 冒険。舗装路、森林、原野、山地、高速道路など全てを適度に快適に走れる、究極なバランスで仕上がった、まさに冒険をする為に生まれてきたバイクです。このジャンルで絶対的なブランドを築いたのがBMWのGSシリーズ。国内でもこのジャンルは充実してきて250ccのモデルでも増えてきました。「ADV」という表記で表現されたりもします。
ここがGOOD!
- ほとんどのシーンで及第点がとれる性能
- 荷物を積載する為のオプションが豊富にある
- USB電源、ETC等様々な便利機能が標準装備されていたりするモデルが多い
ここがツライよ><
- シート位置が高いモデルが多いので足つきが悪い車種が多い
初心者おすすめ度 ★★☆☆☆
トラッカー 通称:ダートラ
アメリカ、ヨーロッパ発祥の競技「ダートトラックレース」を走る為のバイクを公道仕様にしたモデルです。ちなみに、ダートトラックレースとは単調な長円を周回して競うレースです。もちろん舗装路ではなく土の上。車体を大きく傾けて、常にドリフトをしながら走るので、マフラーの位置が片側の上部に設置されているのが特徴ですね。
ここがGOOD!
- 低重心に設計されているので、車体が安定している
- シートは低い位置にあるので足つきが良好のものが多い
- 250ccのモデルでは軽量なものが多いく街中も楽々
ここがツライよ><
- 250ccクラスだとやっぱり高速道路がつらい
- 必要最低限の装備のモデルが多い
- オフロードとはいえ、ガチ林道には不向き
初心者おすすめ度 ★★★☆☆
モタード
ヨーロッパを中心に流行したオートバイレースのカテゴリーのひとつ「スーパーモタード」で走っていたモデルです。舗装路70%、ダート30%という異色なコースを走る為、オフロードバイクにロードタイヤを履かせたスタイルが特徴。舗装路のセクションではドリフトしながら曲がっていく姿が超カッコいい!スーパーモト、ターミネーター等様々な呼び名がありますが、最近ではモタードが一般的になりました。
ここがGOOD!
- オフロードバイクがベースとなる為、車体が軽い
- オフロードバイクよりもタイヤが小さい為、軽快に曲がる
- 気軽に乗れるので街中も楽に走れる
ここがツライよ><(トレールとほぼ一緒)
- 車体が軽く、背も高いので強風に煽られやすい
- 必要最低限の装備のモデルが多く、USB等便利な機能は少ない。そして、ノーマル状態では収納能力が低い
- 低速が得意な分、高速道路が苦手。エンジンが可哀そうになってくる
- シートが細いので長距離には不向き。やっぱりお尻が大変なことになります
初心者おすすめ度 ★★★★☆
クラシック/ビンテージ
バイク創世記のスタイルをそのままに。性能よりもデザインを重視したスタイルのバイクです。
旧車/ビンテージ
実は明確な線引きがある訳ではありません。一般的によく旧車と呼ばれているのは1980年前代ごろから前のモデルが旧車やビンテージと呼ばれている事が多いですね。でも、パーツのほとんどは廃盤となっており入手困難なケースが多いです。このカテゴリーのバイクを走れる状態で維持するには、かなりの覚悟が必要ですよ。
ここがGOOD!
- 構造が単純なので、他車種からのパーツ流用が行いやすい
- 電子制御とは無縁の為、不調の原因を特定しやすい
- バイク好きのおじさま達にモテモテ
ここがツライよ><
- どれだけカスタムしても現モデルには敵わない
- ピットに入っている時間が長い
- とにかく壊れる、とにかくお金がかかる
初心者おすすめ度 ★☆☆☆☆
カフェレーサー
このカフェレーサーというスタイルが始まった発端は、イギリスのカフェに集まったライダー達が誰がカッコよくて、速いのかを競って公道レースをはじめた事がはじまりとの事です。なので、ヨーロッパ系のバイクメーカー、ノートン、トライアンフ、ドゥカティなどこのスタイルが多いんですね。クラシックなスタイルにセパレートハンドルやロケットカウルを装着したものが世間ではカフェレーサーと呼ばれています。
ここがGOOD!
- スタイルがレーシーな為か高性能パーツを使っても違和感がない
- カフェに行っても違和感がないオシャレバイク
- バイクを知らないお姉さま達にモテモテ?
ここがツライよ><
- タンクが長いスタイルが多いので、人によっては乗車姿勢が苦しくなる
- 古いスタイルでデザインを重視する為、重量が重くなりがち
- 風防(風よけ)は、ほぼ飾りで効果は期待できない
初心者おすすめ度 ★★☆☆☆
ネオビンテージ/ネオクラシック
見た目はビンテージバイクで中身は最新。まるで某小学生名探偵の様なバイクですが、これは最近(2021年現在)になって増えてきた呼び方なんです。ちょっとした復刻ブーム。クラシックなスタイルでお洒落な振る舞いをしつつもエンジン、足回りは最新のものなので壊れにくいという、ファッションとして乗るにしても最適なバイクです。
ここがGOOD!
- ビンテージバイクの様なお洒落な見た目。でも壊れない
- ネイキッド的な乗り方に近いので扱いやすい
ここがツライよ><
- 意外とカスタムの自由度はない
- 古いスタイルの復刻の為、必要最小限の装備のケースが多い
- 風防(風よけ)は、ほぼ飾りで効果は期待できない
初心者おすすめ度 ★★★★☆
スクーター
AT(オートマチック)かつ足をフロアに置いて走行するバイクがスクーターの総称となります。
スクーター/ビッグスクーター
キックスケーターとエンジンを組み合わせた乗り物が進化しのが現在のスクーターになります。発祥はアメリカ。このモデルの多くは車両本体の積載能力も高く、通勤に利用している人も多いのではないでしょうか?50ccクラスには通勤の需要が多いのでスクーターの種類が豊富にありますね。250cc以上のモデルはビッグスクーターと呼ばれています。
ここがGOOD!
- 車両本体の積載容量が大きい
- マニュアル操作がなくアクセルとブレーキのみで操作が簡単で楽
- ビッグスクーターになると長距離ツーリングも快適
ここがツライよ><
- カーブで車体を倒した時に底を擦りやすい
初心者おすすめ度 ★★★★★
ミニバイク
125cc以下の排気量でMT(マニュアル)操作を行うバイクの総称です。
ビジネス/コミューター
燃費もよく適度にパワーがあり、街中を走るのであればこれほど適したモデルはありません。日本の道路事情にとてもマッチしています。カブを代表とするビジネス系からモンキーの様なホビーバイクまで、ミニバイクのジャンルは掘り下げると際限なく出てくるので、少し悩みましたが思い切ってまとめました!
ここがGOOD!
- 日本の道路事情にベストマッチ
- カスタムパーツが豊富で自由度が高い
- 1ℓで100km走れるスーパーカブ50の圧倒的存在感
ここがツライよ><
- 高速道路、バイパスに乗る事が出来ない
初心者おすすめ度 ★★★★★